お子様のためにやって欲しいタイムマネージメント!心と身体を長続きさせるために。。。


お子様を競技テニスの世界に入れると、とにかく時間に追われると思います。テニスは比較的練習時間が長いスポーツです。そして試合も、野球やサッカーのように1試合で終わらず、大会は朝始まって夕方まで続きます。学校に行く時間と合わせると、競技テニスジュニアの生活は時間に追われる生活となってしまいます。そこで長く、そして楽しく、そして何より成果につなげるためにお父さんお母さんにしてもらいたい時間の管理について、ジュニアテニスを20年見て来た経験から書いて見たいと思います。この時間管理によって守るのは、

お子様のフィジカルとお子様のメンタル

です。

平日・・・睡眠時間

日々のことなのでここが一番重要になるのですが、マネージメントしてもらいたいのは睡眠時間です。先ほども書きましたが、テニスは比較的練習時間が長いスポーツです。試合に出て勝つための競技クラスの練習は短いところで2時間、長いところでは4時間くらいになります。オンコートは2時間でオフコートでのトレーニングが1時間というところもあり、平均すると1日の練習で3時間ほどは拘束時間があります。そして試合で勝つことを目標にするのであれば、最低でも週に3回の練習は必要になります。週のうち半分は、放課後に練習場への往復の時間+練習時間3時間が必要になります。テニスクラブを出る時間は8時を過ぎることが当たり前、家に着いたら9時過ぎ、10時前というジュニアもたくさんいます。宿題の時間や晩御飯の時間を考えると、かなりのタイムマネイジメントが必要になります。晩御飯を食べて宿題を済ませて7〜8時間は寝られるように管理してあげたいところです。私のアカデミーの選手達は、

①学校の休み時間に宿題を済ませる
②とりあえず帰って晩御飯を食べたら寝て、次の日の朝に宿題をする

などして睡眠時間を確保していました。しっかりと睡眠をとることは強い身体を作ることにもつながります。結果的に怪我の予防にもつながっていきますから、長くテニスを続けて、結果につなげるためにも必要なことになります。

土日・・・友達と遊ぶ時間

土日は1日中練習しているクラブもあれば、どちらかをオフにしているクラブもあります。そしてジュニアにとって土日は、練習というよりは試合のためにあります。各都道府県のポイントが獲得できるオフィシャルな大会から、練習試合の意味も含めたプライベート大会まで試合はたくさんあり、探せば毎週どこかで試合は行われています。強くなるためには、試合経験が必要です。強くなる選手は、お父さんお母さんと週末のたびに車を走らせて試合に行っています。週末にもレッスン業務があるため、テニスコーチが帯同することは不可能ですので、試合探し・試合の申し込み・運転手も含めて保護者の方の役割になります。この時に走った車のメーター分だけお子様が強くなるという通説があるとかないとか。。。先述の通りテニスの試合は、朝試合会場に着いて試合が終わるまでは試合会場にいるケースがほとんどです。結局、一日潰れることになります。最初のうちは週末がテニスで潰れても好きなテニスができるので楽しいのですが、長い目で見ると、リフレッシュの機会を失っていることになります。海外のテニスアカデミーは、週末は基本的にお休みです。休むことも練習の一部だという考えです。月に数回は友達と思う存分遊ぶ週末を作ってあげてもらいたいです。

春休み・夏休み・冬休み・・・家族との時間

長期休暇の間は、練習会や試合などテニスの予定で埋め尽くされます。ライバルたちもここぞとばかりに頑張りますので、思い出はテニスコート上での出来事ばかりになります。これまでは家族旅行に行っていたのに、試合のスケージュールや練習のスケジュールで、旅行もままならなくなります。テニスはオフシーズンがありませんから、自分で休む期間を決めないとずっと休めません。海外のジュニアは、休むと決めたら2週間くらいスパっと休みます。ラケットも握りません。親元に帰って家族と過ごします。長期休暇はまとめて練習をするチャンスですが、期間を決めて休む時は休むという風に決めて家族と過ごしてもらいたいと思います。日本人はついつい頑張りすぎてしまいます。しかし何年も頑張り過ぎると、必ず心が疲れてしまいます。長くチャレンジし続けるためにも、思い切って休むこと、そして休んだ方が効率が上がることを学んでおくことは大切だと思います。

日本人は頑張り過ぎる!!

以上はあくまで理想であり、実際にはなかなか難しいということは経験上わかっています。日々の時間の使い方が長くチャレンジし続けるためには、とても大切だと思います。テニスはいつ、どんなタイミングでチャンスが訪れ、レベルアップするかわかりません。そのきっかけが来る前に怪我をしたり辞めたくなったりしたのではもったいないです。繰り返しますが、日本人は頑張りすぎてしまうので、休む時はしっかりと休みましょう。また平日は頑張って睡眠時間を確保しましょう!

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